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堅いものが主流だが取り扱いには注意

現在印鑑に多く用いられている素材は、象牙、水牛、柘、チタン、合成樹脂です。他にも水晶やメノウなどの印鑑も存在します。
それぞれの素材の性質についてですが、まず象牙については古くから印鑑に用いられていて、朱肉とのなじみ易さや硬度、耐久性の高さのために、最も印鑑に適しているとされます。
しかしながら象牙の取引は国際的に制限されており入手が困難なために非常に高価です。そのため近年は、象牙に替わる素材としてアラスカの凍土から発掘され、化石としての扱いで輸出入に制限のないマンモス牙が利用されつつあります。水牛についても象牙ほどではありませんが非常に堅くて耐久性のある素材です。

象牙と比較して値段が安く、入手しやすいために広く用いられています。
柘は木製ですが非常に堅く、加工しやすいために印鑑に適しています。肌触りの良さと値段の安さのために、実印以外にも三文判としての需要があります。合成樹脂については値段が安い反面強度が低いため、三文判に用いられています。他にはチタンが印鑑に用いられる事があります。
チタンは非常に堅いために手彫りでは加工する事ができません。このため掘削機械を用いて製作されますが、印影そのものは手書きなので問題ありません。宝石を用いた印鑑は見た目の良さや硬度が極めて高いという特徴がある半面、素材の値段や加工が難しいために非常に高価です。

いずれも印鑑の素材は非常に堅いものが用いられています。このため、衝撃が加わると容易に欠けてしまうので、取り扱いには充分注意するようにしましょう。